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新年最初なので真面目な話を。

正月にロバートアルトマン監督の『ザ・プレイヤー』を見ました。
アルトマン監督が、ハリウッドの内情を描いた映画で、オーソン・ウェルズの『黒い罠』の冒頭の長回し撮影をオマージュした事でも有名な映画です。

アンケート至上主義になり…似た様な作品しか生まれなくなってしまったハリウッドの状況をそんなの描かせたら天下一品のアルトマンがやってるだけあって、面白い作品でした。

映画は観客あってのものなので…
観客の望むべきものが、生産されるのは当然のことかもしれません。
でも、その弊害として似たような作品ばかりが誕生しております。

観客は…人気のあるスターが出ていて、見ていて飽きないように適度なアクションシーンが散りばめられたラブストーリーを望む、そしてそこで最も大事なのは必ずハッピーエンドであること。
(大げさな爆破シーン・やたらと細かいカット割り・わかりやすい悪人・セクシーシーン)

人間の内面や、芸術性なんか追求したって、観る人が理解できないんだから当然売れません。
リアリティを追求しても、『何じゃこりゃ?つまらん』とでも言われてしまいます。
観る人がつまらないから、世の中はつまらないものに侵されてしまう。
(決してハッピーエンドが悪というわけではないですが)
「私達にもこんな映画ばっかにしてしまった責任があるが、あなたにも責任がありませんか?」
とアルトマン(先日逝去)はわかりやすく示してました。

作品を面白い・つまらないで簡単に仕分けしてしまう現在の風潮がありますが、
それ以前に、僕らは本当に面白いのでしょうか?

世の中の映画やテレビなどのメディアは僕らを反映する鏡のようなものなので…
つまらない僕らの姿をでかでかと映しているように思えて仕方ありません。

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2007年01月07日 22:29に投稿されたエントリーのページです。

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